ついに公演が始まった宝塚歌劇団の「雪組公演の壬生義士伝」をさっそく見に行ってきました。
やっぱり宝塚歌劇団は良いですよね~~。
この記事の中では、雪組公演・壬生義士伝について以下のような内容を解説しています。
- 雪組「壬生義士伝」を実際に見た感想
- 壬生義士伝を無料視聴する方法はあるのか?
- 作品の内容とは?
やっぱり公演を見ると、感想をたくさん書きたくなってしまいます!
コンテンツ(目次)
壬生義士伝の内容とは?
雪組公演「壬生義士伝」で中心になるのは、「吉村貫一郎」です。
作品の脚本を書いているのは、石田次郎作の「壬生義士伝」なので、同名タイトルになります。
すでに映画化やドラマ化されている作品であるため、一般的にもよく知られている作品ですよね。
主役となる「吉村貫一郎」は、南部藩の藩士として生まれたものの、下級武士という立場ゆえに、非常に貧しい生活を送っていました。
吉村貫一郎は家族を貧困から守るため、妻を南部藩に残し脱藩することにします。
南部藩を脱藩した吉村貫一郎は、新選組に入り隊士として活躍するようになります。
吉村貫一郎は、朴訥とした性格であるものの、剣の腕前は「北辰一刀流」の免許皆伝の実力であり、家族を貧しさから救うために危険な任務を数多く引き受けることになります。
しかし新選組は、時代の流れに巻き込まれ、鳥羽伏見の戦いで大敗をし、吉村貫一郎も新選組には留まれなくなり、南部藩に戻ることを決めます。
大阪の南部藩になんとか戻った吉村貫一郎が見たのは、古き友「大野次郎右衛門」でした。
脱藩した者への対応と友としての感情の間に揺れ動く、大野次郎右衛門にも注目です。
この壬生義士伝は、新選組の数ある作品の中でも、興味深い角度から新選組を描いているためとても面白いです。
本当に見て良かった・・・。
雪組「壬生義士伝」を実際に見てきた感想
雪組公演「壬生義士伝」の公演時間は、トータルで1時間半くらいでした。
吉村貫一郎役は、望海風斗さんでしたが、やっぱり抜群の演技力でしたが、特に素晴らしかったのは、田舎侍の時の吉村貫一郎と新選組に入ってからの吉村貫一郎の演技が全く違っていたことです。
田舎侍の時は、南部訛りの言葉遣いでトッポイ感じでしたが、新選組で刀を抜いた時の眼光の鋭さは、さすが望海さんです。
「貧乏なんて口にしちゃならねェ」
あの美しいお顔から出る南部訛りは最高です!
個人的に好きなのは、南部藩を脱藩する時の銀橋でのソロシーンです。
望海風斗さんの、歌唱力の高さと、感動的な場面が完全にマッチしていて、とても印象に残りました。
吉村貫一郎の妻である「しづ」を演じているのは、真彩希帆さんです。
もともと歌唱力は高いと思っていましたが、「しづ役」の真彩希帆さんは、素晴らしいの一言でした。
正直言うと、吉村貫一郎役の望海風斗さんよりも衝撃を受けてしまいました。
家族のために脱藩し、出ていく吉村貫一郎を思い歌う銀橋のシーンは、本当に情感がこもっていて涙が止まりませんでした😭。
次の真彩希帆さんの舞台が本当に楽しみになりましたし、「壬生義士伝」を見られる方には、「しづ」の歌に注目してもらいたいですね。
最後に感動したのが吉村貫一郎の親友であった大野次郎右衛門を演じた「彩風咲奈」さんです。
個人的には、若手というイメージを持っていたのですが、感情表現の深さに感激しました。
「いつの間にこんなに演技力と歌唱力が付いていたのか」と感動していたんですが、やっぱり雪組の2番手になっているのは、こうした理由だったんだと再び納得してしまいました。
いずれトップスターになるのだろうと思います。
宝塚歌劇団の雪組公演「壬生義士伝」を見た感想は、こんな感じです。
1人1人の舞台での表現や歌には十分納得できましたし、観られて良かったと思いますが、残念だったのは場面が変わるシーンが多く、気持ちが公演に入りこんだ瞬間に、別の場面に移るというような感じだったことです。
話の流れとして仕方のないことだと思いますが、ここが良ければもっと感動できる公演だったと思います。
宝塚ファンが壬生義士伝を見た感想
東宝の千秋楽が楽しみ!やっぱり雪組が最高!
でも、組子が全力で作品に取り組んでいるのはもちろんのこと、お芝居を観た後に原作の小説を読んで演出家に対する怒りを静めることが出来ました。5組見回しても壬生義士伝を出来るのは今の雪組だけだと思います。
1ヶ月の公演中、どんどん演じ方も変わっていっているので、東京の千秋楽にはどのようになるのかが楽しみです。
15分で泣いてしまいました
こんなに泣いた芝居は初めてかもしれません。
お芝居の最後に泣いたことは今までもありましたが、壬生義士伝は物語がはじまって15分くらいで泣いていました。吉村貫一郎の義を貫いた生き方に心を打たれます。
新撰組隊士とのやりとりでも胸が熱くなりました。
しかしなんといっても最後の大阪南部藩蔵屋敷のシーンは嗚咽をこらえるのに必死でした。
貫一郎と次郎右衛門、お互いの気持ちが分かるだけに何とかみんなが幸せになる方法はないかと考えさせられました。
雪組全員が一丸となって作り出しているお芝居がとてもすばらしかったです。
下級生に至るまで、日本物の所作が美しく、殺陣もすばらしかったです。
宝塚大劇場での公演は終わってしまいましたが東京公演がどのようにブラッシュアップされているか楽しみです。
宝塚歌劇雪組公園「壬生義士伝」の無料動画!
雪組公演「壬生義士伝」の無料動画は一部であれば、見ることができますので、紹介しますね。
こちらで動画を6分間ほど視聴できますので、これから公演を見に行こうという方や、遠くに住んでいるため見に行けないという方は視聴してみてください。
初日舞台映像
制作発表会パフォーマンス
日本物の物語に慣れていないという方でも、日本ならではの物語の良さを感じられると思います。
私も、普段はあまり日本の物語の作品は観ないのですが、今回の「壬生義士伝」は思っていたよりもずっと良かったです。
実際に見てから、上の動画(初日ダイジェスト、舞台挨拶)を見てみると、やっぱりちょっと物足りないです。
1時間半の公演を6分にまとめているので、全て見たいですよね。
おすすめは、「タカラヅカ・オン・デマンド」を利用される方法です。
比較的新しい公演も動画配信されているので、「壬生義士伝」も見られるようになるはずですよ。
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