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最近の宝塚歌劇を見ていると、主役級のタカラジェンヌの年齢が若くなっているように感じる方もいるようです。

確かに、実際の公演を見ていると、年齢層が下がっているように感じることもありますが、本当に低年齢化しているのでしょうか?

この記事では、

  • 宝塚歌劇団の団員が低年齢化しているのか?
  • それによって演技や公演の質や技術が下がっているのか?

こうした疑問の答えを解説しています。 

宝塚音楽学校の生徒の受験資格は変化していない

 

宝塚歌劇団の団員になるためには、まず宝塚音楽学校の受験に合格し、生徒になる必要があります。

仮に団員の平均年齢が低くなっているという事であれば、必然的に宝塚音楽学校の受験年齢が低くなっているという事になります。

しかし、昔から宝塚音楽学校の入学資格となる年齢は変化しておらず、中学3年生から高校3年生となっています。

 

つまり生徒さんになる方の年齢には、まったく変動が起きてはいないと言われています。

では入学した後に、宝塚歌劇団に留まる年齢の方に変化が起きているということになるのでしょうか?

 

宝塚歌劇団の団員の平均年齢にも変化はなし

 

宝塚歌劇団の団員として、公演に出演している方の多くは、10年ほど在籍した後、退団されていると言われています。

個人によって退団する年齢にはいくらかの差があるとはいえ、宝塚歌劇団の団員の平均年齢にはほとんど変化は見られていないようです。

 

ですから、最近の宝塚歌劇団の団員が低年齢化していると見えるのは、勘違いという事になるでしょう。

しかし実際の公演を見ていると、確かにタカラジェンヌの年齢が若くなっているように見えるのも事実です。

では、どんな理由があるのでしょうか?

 

なぜタカラジェンヌの年齢が低く見えるのか?

 

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このような外見であれば、タカラジェンヌが若く見られるという事はないでしょう。

しかし、実際には最近の団員(生徒)は確かに若く見えてしまいます。

その理由を調べるため、まずはタカラジェンヌの人数を把握してみましょう。

宝塚歌劇団には、以下のような組があります。

 

  • 花組
  • 月組
  • 雪組
  • 星組
  • 宙組
  • 専科
  • 研究科一年

 

それぞれに所属している人数を紹介します。

 

花組

 

花組 トップスター 明日海 りお

花組 トップ娘役  仙名 彩世

 この2人を筆頭に、76人の団員がいるので、花組の合計人数は78人です。

 

月組

 

月組 トップスター 珠城 りょう

月組 トップ娘役  美園 さくら

この2人を筆頭に、68人の団員がいるので、月組の団員数は合計70人です。

 

雪組

 

雪組 トップスター 望海 風斗

雪組 トップ娘役  真彩 希帆

この2人を筆頭に、68人の団員が所属しているため、雪組の合計団員数は70人となります。

 

星組

 

星組 トップスター 紅 ゆずる

星組 トップ娘役  綺咲 愛里

上記の2名を筆頭に、星組には75名の団員がいるので、合計は77名となるでしょう。

 

宙組

 

宙組 トップスター 真風 涼帆

宙組 トップ娘役  星風 まど

上記の2名を筆頭に、宙組には71名の団員がいるので、合計は73名の団員が所属していることになるでしょう。

 

専科と研究科一年

 

専科に登録されているのは、「14名」

研究科一年として紹介されているのは、全部で「40名」となっています。

 

上記の数字は、あくまで201951日時点での数字になります。

20195月の時点では、宝塚歌劇団の団員は「376人」となります。

ちなみに、宝塚歌劇団の「専科」とは、特定の組に属していない「団員」という意味になるため、タカラジェンヌに含めることができるでしょう。

これに研究科一年の合計人数「40人」を合計すると、416人が宝塚に所属している人数となるでしょう。

 

ポイントになるのは、タカラジェンヌの376人の平均年齢という事になります。

先程、解説したように、376人の平均年齢には大きな変化が生じていないということが分かっています。

ですから、公演の質が落ちている、演技のレベルが低くなっているというわけではありません。

では、どうして最近のタカラジェンヌからは、年齢が若いという印象を受けるのでしょうか?

 

宝塚歌劇団の団員の年齢が低く見えるのはなぜ?

 

例えば、「エクスカリバー」という公演を見ていると、父親役の団員さんと娘さん役の団員さんの年齢がほとんど同じように見えてしまうこともあります。

こうした作品をたくさん見ていると、やはり低年齢化しているのではないかと感じてしまうようです。

 

その理由は、年齢層の高いタカラジェンヌの人数が減ったことにあると言われています。

年齢の高い役を演じるのに「相応しい年齢」のタカラジェンヌが以前はいました。

たとえば、男役トップスター「蘭寿」などが、その良い例と言えるでしょう。

また組に所属していない「専科」の団員の中にも、以前は年齢の高い役に相応しい外見の方もいましたが、徐々に減ってきているのも事実です。

しかしこうしたタカラジェンヌが少くなってきたため、結果として外見が年齢とは合わない団員が演じるようになってきています。

 

先程説明したように、団員の総人数は研究科一年を除けば376人にもなります。

そのため、数人の年齢の高い役をこなせる「年配役の団員が退団」したとしても、平均年齢には大きな影響を与えることはありません。

しかし、見た目という面では、大きな影響があると言えるでしょう。

さらに童顔の団員が年配役を演じていることもあるため、そのような公演を見た方は若干違和感を感じることもあるのかもしれません。

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